IPO DETAIL
トヨクモ株式会社
安否確認、サイボウズ製品連携、業務アプリ作成など法人向けクラウドサービスを提供する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
トヨクモは法人向けSaaSの高い売上成長、継続課金、約11.0億円の軽い需給を評価できます。
一方、割高な利益評価と多数の1.5倍解除株、無拘束VC株には注意が必要です。
いちよし証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のいちよし証券を優先し、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券も併用します。
高い評価と解除株を確認して申し込みます。
主幹事を最優先
いちよし証券は主幹事で割当の中心となるため、優先して申し込みたい証券会社です。
抽選方式と購入申込期限を確認します。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は8社です。
むさし証券など委託販売のみの取扱いは含めていません。
資金と締切を管理
仮条件上限2,000円の場合、100株当たりの申込資金は200,000円です。
申込資金に加え、証券会社ごとの前受金と資金拘束の扱いも確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- いちよし証券を最優先に申し込む
- SaaSの売上成長を評価する
- 1.5倍解除株と無拘束VC株を確認する
注意点
- 利益評価が高い
- 多数の1.5倍解除株
- 無拘束VC株
- 同日3社上場
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2020年9月4日〜9月10日
公開価格決定日: 2020年9月11日
申込期間: 2020年9月14日〜9月17日
上場日: 2020年9月24日
BB申込期間
2020年9月4日〜2020年9月10日BB期間は2020-09-04〜2020-09-10です。
仮条件は1800〜2000です。
抽選日
2020年9月11日公開価格決定日・抽選結果確認日は2020-09-11です。
購入申込期間
2020年9月14日〜2020年9月17日購入申込期間は2020-09-14〜2020-09-17です。
証券会社ごとの締切時刻を確認します。
上場日
2020年9月24日上場日は2020-09-24です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | トヨクモ株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4058 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | いちよし証券 |
| 吸収金額 | 11億円 |
| 想定時価総額 | 100億円 |
| 総合評価 | A |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,800円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1800〜2000 |
| 公募価格 | 2,000円 |
| 予想初値 | 3,000円 |
| 予想利益 | 10.0万円 |
| 初値 | 9,020円 |
| 初値騰落率 | 351% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 法人向けクラウドSaaSの成長性
- 売上高が3期で約2.8倍
- 継続課金型の収益
- 吸収金額約11.0億円
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの利益評価が高い
- 多数の株式が1.5倍で解除
- 一部VC株にロックアップなし
- 同日3社上場
FINANCIALS
業績推移
目論見書に掲載された直近3期の単独決算を百万円単位に丸めて記載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2017年12月期 | 271百万円 | 41百万円 | - |
| 2018年12月期 | 483百万円 | 92百万円 | +78.2% |
| 2019年12月期 | 761百万円 | 72百万円 | +57.6% |
業績コメント
直近の売上高は、271百万円、483百万円、761百万円へ急増し、当期純利益は41百万円、92百万円、72百万円で黒字を維持しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
ナノバンク、サイボウズ、経営関係者などの多くは90日または公開価格の1.5倍で解除されます。
一部VC株にはロックアップがありません。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社ナノバンク | 2,230,600株 | 47.44% | 90日/1.5倍 |
| サイボウズ株式会社 | 546,800株 | 11.63% | 90日/1.5倍 |
| インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合 | 318,800株 | 6.78% | - |
| 田里 友彦 | 300,900株 | 6.40% | 90日/1.5倍 |
| 山本 裕次 | 273,200株 | 5.81% | 90日/1.5倍 |
| 落合 雄一 | 264,300株 | 5.62% | 90日/1.5倍 |
| 片岡 寛 | 145,800株 | 3.10% | - |
| 株式会社サムライキャピタル | 136,800株 | 2.91% | 90日/1.5倍 |
| 石井 和彦 | 118,500株 | 2.52% | 90日/1.5倍 |
| 木下 正則 | 91,200株 | 1.94% | 90日/1.5倍 |
株主構成コメント
資産管理会社ナノバンクが47.44%、サイボウズが11.63%を保有する一方、VC関連株は約9.7%あります。
ただし、多くの株式が90日・1.5倍で解除され、インキュベイトファンド株には拘束がないため、上昇時の売り圧力に注意が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
トヨクモのIPOは、法人向けクラウドSaaSの高い成長性と約11.0億円の軽い需給を評価し、前向きに検討できる案件です。
安否確認やkintone連携サービスを月額課金で提供し、企業の業務継続と生産性向上の需要を継続収益へつなげています。
売上高は2017年12月期の2.7億円から2019年12月期の7.6億円へ急増し、最終利益も3期連続で黒字を確保しています。
時価総額約100.0億円で利益評価は高いものの、吸収金額約11.0億円の軽さとクラウド人気が初値需給を支えると考えられます。
ナノバンクやサイボウズなど多くの株式が90日または公開価格1.5倍で解除され、一部VC株には拘束がない点に注意が必要です。
申込みはいちよし証券を優先し、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券も利用して当選機会を広げる方針です。
いちよし証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2020年9月24日
公開価格2,000円に対し初値は9,020円となり、100株当たりの初値売り損益は702,000円でした。