IPO DETAIL
バリオセキュア株式会社
企業向けにUTM機器を活用したマネージドセキュリティとネットワーク運用サービスを提供する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
バリオセキュアは企業向けセキュリティの継続課金収入と安定黒字を評価できますが、公募ゼロの全株売出し案件です。
公開価格2,250円では吸収金額が約61.2億円となり、東証二部案件として需給負担は大きいと考えられます。
筆頭ファンドが91.66%を保有し、公開価格1.5倍でロックアップが解除される点も重い材料です。
野村證券で需要状況を確認し、明確な割安感がない限り見送り寄りに判断する方針です。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
まず主幹事の野村證券を押さえ、幹事証券のネット抽選にも申込みます。
公開規模、業績、ロックアップ、市場の地合いを踏まえて申込強度を調整します。
主幹事を最優先
野村證券は主幹事で割当の中心となるため、最優先で申し込みたい証券会社です。
抽選方式と購入申込期限を確認します。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は10社です。
主幹事の需要状況を優先し、ネット幹事への申込は補助的に判断します。
資金と締切を管理
仮条件上限2,250円の場合、100株当たりの申込資金は225,000円です。
前受金の有無と資金拘束の時期は証券会社ごとに確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事の野村證券を優先する
- 仮条件上限を基準に必要資金を準備する
- ネット抽選対応幹事を併用する
- 購入申込期限を証券会社ごとに確認する
注意点
- 公開規模と同日上場の有無を確認する
- ロックアップロックアップ解除条件を確認する
- 直近の市場地合いにより申込強度を調整する
- 上場後の流動性にも注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2020年11月12日〜11月17日
公開価格決定日: 2020年11月18日
申込期間: 2020年11月19日〜11月25日
上場日: 2020年11月30日
BB申込期間
2020年11月12日〜2020年11月17日BB期間は2020-11-12〜2020-11-17です。
仮条件は2210〜2250です。
抽選日
2020年11月18日公開価格決定日・抽選結果確認日は2020-11-18です。
購入申込期間
2020年11月19日〜2020年11月25日購入申込期間は2020-11-19〜2020-11-25です。
証券会社ごとの締切時刻を確認します。
上場日
2020年11月30日上場日は2020-11-30です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | バリオセキュア株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4494 |
| 市場 | 東証二部 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 61.2億円 |
| 想定時価総額 | 83.8億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 2,210円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2210〜2250 |
| 公募価格 | 2,250円 |
| 予想初値 | 2,200円 |
| 予想利益 | -5,000円 |
| 初値 | 2,150円 |
| 初値騰落率 | -4.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 企業向けセキュリティの安定需要
- 継続課金型の収益
- 直近3期で最終黒字
- 高い利益率
マイナス要因
- 吸収金額約61.2億円
- 公募ゼロの全株売出し
- ファンド保有比率91.66%
- 筆頭株主に1.5倍解除
FINANCIALS
業績推移
目論見書に掲載された直近3期の単独決算を百万円単位に丸めて記載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2018年2月期 | 2,226百万円 | 276百万円 | - |
| 2019年2月期 | 2,299百万円 | 235百万円 | +3.3% |
| 2020年2月期 | 2,513百万円 | 260百万円 | +9.3% |
業績コメント
売上高は2018年2月期2,226百万円から2020年2月期2,513百万円へ増加しました。
当期純利益は276百万円、235百万円、260百万円と安定して黒字を維持しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
筆頭ファンドには90日・公開価格1.5倍、その他の上位株主には価格解除条件のない90日のロックアップの対象です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合 | 3,720,020株 | 91.66% | 90日/1.5倍 |
| 稲見吉彦 | 82,680株 | 2.04% | 90日 |
| 山森郷司 | 15,780株 | 0.39% | 90日 |
| 亀松節子 | 14,500株 | 0.36% | 90日 |
| 梶浦靖史 | 14,180株 | 0.35% | 90日 |
| 市瀬敦彦 | 14,040株 | 0.35% | - |
| バレス・ティモシー | 11,820株 | 0.29% | - |
| 池田毅 | 9,540株 | 0.24% | - |
| 伊藤英明 | 9,540株 | 0.24% | - |
| 佐々木大祐 | 9,540株 | 0.24% | - |
株主構成コメント
アイ・シグマ事業支援ファンド2号が91.66%を保有する典型的なファンド出口案件です。
筆頭ファンド株は90日または公開価格1.5倍で解除され、一部役職員株にもロックアップがないため、残存株の売却圧力に注意が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
バリオセキュアのIPOは安定収益よりファンド出口色と約61.2億円の売出し負担を重く見て、慎重に判断したい案件です。
企業ネットワークを遠隔監視し、UTM機器の運用や障害対応を継続課金で提供するため、収益の安定性には強みがあります。
売上高は2018年2月期22.3億円から2020年2月期25.1億円へ増え、最終利益も2.4億円前後を維持しています。
公募がなく公開株はすべて売出しで、公開価格ベースの吸収金額約61.2億円は東証二部案件として重いと考えられます。
アイ・シグマ事業支援ファンド2号が91.66%を保有し、90日または公開価格1.5倍で解除される大量の残存株も懸念です。
申込みは野村證券で需要状況を確認し、仮条件に十分な割安感がない限り、初値狙いの参加を控える方針です。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2020年11月30日
公開価格2,250円に対し初値は2,150円となり、100株当たりの初値売り損益は-10,000円でした。