IPO DETAIL
株式会社Will Smart
交通・モビリティ事業者向けに、システム開発、IoT機器・車載端末の連携、データ活用などを組み合わせたDXソリューションを提供する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
モビリティDXの分かりやすさと吸収金額約10.7億円の軽さは評価できます。
一方、減収と2期連続の最終赤字、全株売出しとなる事業会社株主、90日・1.5倍解除を考慮し、無理に参加しない慎重姿勢が妥当です。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
大和証券を中心に、野村證券、楽天証券、マネックス証券、松井証券にも申し込みます。
小型需給よりも減収・赤字継続、仮条件上限を超える価格決定の可能性、1.5倍解除を重視します。
主幹事を最優先
大和証券が主幹事として配分の中心になるため、最優先で確認します。
平幹事も取りこぼさない
野村證券、楽天証券、マネックス証券、松井証券にも申し込み、抽選機会を確保します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,380円の場合、100株当たりの申込資金は138,000円です。
仮条件上限を超えて価格が決まる可能性が示されているため、購入申込時に必要となり得る追加資金も確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 大和証券を優先する
- BB時点では仮条件上限ベースの138,000円を基準にする
- 赤字継続と検収時期の影響を確認する
- 1.5倍解除と全株売出し株主を見る
注意点
- 減収と最終赤字の継続
- 仮条件上限超で価格決定される可能性
- 90日・1.5倍解除
- 案件検収時期による業績変動
- 事業会社株主の全株売出し
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年4月1日〜4月8日
公開価格決定日: 2024年4月8日
申込期間: 2024年4月9日〜4月12日
上場日: 2024年4月16日
BB申込期間
2024年4月1日〜2024年4月8日BB期間は2024-04-01〜2024-04-08で、仮条件は1320〜1380円です。
抽選日
2024年4月8日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-04-08です。
購入申込期間
2024年4月9日〜2024年4月12日当選後は2024-04-09〜2024-04-12の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年4月16日上場日は2024-04-16です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社Will Smart |
|---|---|
| 証券コード | 175A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 10.7億円 |
| 想定時価総額 | 19.9億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,380円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1320〜1380 |
| 公募価格 | 1,656円 |
| 予想初値 | 1,350円 |
| 予想利益 | -3,000円 |
| 初値 | 1,580円 |
| 初値騰落率 | -4.6% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 吸収金額約10.7億円の小型案件
- 交通事業者向けモビリティDXの成長テーマ
- ゼンリンなど事業会社との関係
- VC保有がない
マイナス要因
- 2022年3月期以降は最終赤字
- 直近3期で売上高が減少
- 案件の検収時期で業績が変動
- 主要株主は90日・公開価格1.5倍で解除
FINANCIALS
業績推移
全期とも単体数値です。
大型案件の検収時期で売上・利益が振れやすく、2022年3月期以降は最終赤字です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期(単体) | 1,292百万円 | 25百万円 | - |
| 2022年3月期(単体) | 1,103百万円 | -33百万円 | -14.6% |
| 2023年3月期(単体) | 813百万円 | -287百万円 | -26.3% |
業績コメント
単体売上高は2021年3月期1,292百万円、2022年3月期1,103百万円、2023年3月期813百万円です。
当期純利益は25百万円、△33百万円、△287百万円で、減収と赤字拡大が続いています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
継続保有する主要株主は90日・公開価格1.5倍で解除されます。
JR九州と都築電気は全株売出しで、経営陣の一部は新株予約権由来の潜在株式です。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社ゼンリン | 845,000株 | 55.81% | 90日/1.5倍 |
| 九州旅客鉄道株式会社 | 222,000株 | 14.66% | 全株売出し |
| 石井 康弘(全量潜在株式) | 103,000株 | 6.80% | 90日/1.5倍(潜在株式) |
| ENEOS株式会社 | 83,000株 | 5.48% | 90日/1.5倍 |
| 都築電気株式会社 | 50,000株 | 3.30% | 全株売出し |
| 金 秉都(全量潜在株式) | 43,000株 | 2.84% | 90日/1.5倍(潜在株式) |
| 岡谷鋼機株式会社 | 22,000株 | 1.45% | 90日/1.5倍 |
| 飛島建設株式会社 | 22,000株 | 1.45% | 90日/1.5倍 |
| 布目 章次(全量潜在株式) | 17,000株 | 1.12% | 90日/1.5倍(潜在株式) |
| 杉山 賢治(全量潜在株式) | 11,000株 | 0.73% | 90日/1.5倍(潜在株式) |
株主構成コメント
ゼンリンが55.81%を保有し、交通・エネルギー・建設関連の事業会社が並ぶ戦略株主型の構成です。
石井康弘氏、金秉都氏、布目章次氏、杉山賢治氏の表示株数は全量が潜在株式です。
VCは不在ですが、継続保有株の1.5倍解除と全株売出し株主を確認する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
Will SmartのIPOは、モビリティDXのテーマ性と小型需給はあるものの、減収と赤字継続を重く見て慎重に判断したい案件です。
全国のバス、鉄道、カーシェア向けにシステム開発やIoT機器連携を提供し、交通事業者の運行管理や業務効率化を支援しています。
売上高は2021年3月期1,292百万円から2023年3月期813百万円へ減少し、直近2期は最終赤字で黒字回復が課題です。
吸収金額約10.7億円の小型需給は支えですが、案件の検収時期や大型案件の有無で業績が振れやすく、安定性には注意が必要です。
ゼンリンなど事業会社が株主に並ぶ一方、主要株主は90日・公開価格1.5倍で解除され、一部事業会社は保有株を全株売り出します。
申込みは大和証券を中心に、テーマ人気より黒字回復の見通し、仮条件の妥当性、売出し後の需給を優先して慎重に判断したい案件です。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年4月16日
公開価格は1,656円、初値は1,580円となり、公開価格比4.6%下落、100株当たりの損益は△7,600円でした。