IPO DETAIL
南海化学株式会社
基礎化学品、農薬、食品添加物、殺菌消毒剤などの製造販売と、産業廃棄物処理・リサイクルを展開する化学メーカーです。
SUMMARY
このIPOの結論
高い成長テーマはありませんが、利益改善、割安な評価、小型の公開規模がそろっています。
2021年3月期以降の連結業績では増収増益が確認でき、上位株主は取引先や従業員持株会へ分散しています。
原材料価格と設備・環境リスクを考慮しつつ、SMBC日興証券を中心に堅実な初値を狙う案件として参加を検討します。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を優先し、野村證券、SBI証券、楽天証券などにも申し込みます。
小型需給と評価面を重視し、化学株としての地味さを踏まえて過度な初値上昇は想定しません。
主幹事を最優先
主幹事はSMBC日興証券です。
配分比率が高いため最優先とし、需要申告と購入申込の期限を確認します。
平幹事も取りこぼさない
元引受取引参加者は9社です。
公式資料の順序に合わせ、野村證券、SBI証券、楽天証券、松井証券などを記載しています。
資金と締切を管理
仮条件上限1,740円の場合、100株で17.4万円が必要です。
前受金不要や平等抽選の幹事も組み合わせます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を優先する
- 小型需給と評価指標を確認する
- 連結利益の改善を評価する
- 原材料価格の影響を確認する
注意点
- 化学株でテーマ性は限定的
- 原材料・エネルギー価格の変動
- 設備事故と環境規制
- 会計範囲の違い
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年4月5日〜4月11日
公開価格決定日: 2023年4月12日
申込期間: 2023年4月13日〜4月18日
上場日: 2023年4月20日
BB申込期間
2023年4月5日〜2023年4月11日BB期間は2023-04-05〜2023-04-11で、仮条件は1660〜1740円です。
抽選日
2023年4月12日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-04-12です。
購入申込期間
2023年4月13日〜2023年4月18日当選後は2023-04-13〜2023-04-18の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年4月20日上場日は2023-04-20です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 南海化学株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4040 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 化学 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 12.5億円 |
| 想定時価総額 | 40.5億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,660円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1660〜1740 |
| 公募価格 | 1,740円 |
| 予想初値 | 1,750円 |
| 予想利益 | 1,000円 |
| 初値 | 2,533円 |
| 初値騰落率 | 45.6% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約12.5億円です
- 連結売上高と最終利益が2021年3月期から増加しています
- 公開価格ベースの評価には割安感があります
- VC不在で上位株主には180日のロックアップがあります
マイナス要因
- 化学メーカーで短期的なテーマ性は限定的です
- 原材料・エネルギー価格の上昇が採算を圧迫します
- 設備事故や環境規制への対応が必要です
- 2020年は単独で後続2期は連結のため単純比較に注意が必要です
FINANCIALS
業績推移
2020年3月期は単独、2021年3月期と2022年3月期は連結の売上高と最終利益を掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期(単独) | 14,158百万円 | 64百万円 | - |
| 2021年3月期(連結) | 16,463百万円 | 155百万円 | +16.3% |
| 2022年3月期(連結) | 17,434百万円 | 462百万円 | +5.9% |
業績コメント
2020年3月期は単独、2021年3月期と2022年3月期は連結です。
売上高は14,158百万円、16,463百万円、17,434百万円、最終利益は64百万円、155百万円、462百万円で、連結2期は増収増益となりました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
上位10株主には価格解除条件のない180日のロックアップが設定されています。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 南海化学従業員持株会 | 76,000株 | 5.59% | 180日 |
| 東亞合成株式会社 | 70,000株 | 5.15% | 180日 |
| ソーダニッカ株式会社 | 63,000株 | 4.63% | 180日 |
| 土居弘子 | 58,124株 | 4.28% | 180日 |
| 大中物産株式会社 | 54,516株 | 4.01% | 180日 |
| 不動恒産株式会社 | 52,800株 | 3.88% | 180日 |
| 根岸運送株式会社 | 50,000株 | 3.68% | 180日 |
| 尼崎製罐株式会社 | 49,500株 | 3.64% | 180日 |
| 協和商事株式会社 | 46,992株 | 3.46% | 180日 |
| 株式会社紀陽銀行 | 40,000株 | 2.94% | 180日 |
株主構成コメント
従業員持株会が筆頭で、東亞合成、ソーダニッカ、取引先企業、紀陽銀行へ株式が分散し、突出した支配株主はいません。
その一方、VC保有はなく、上位10株主すべてに価格解除条件のない180日のロックアップがあるため、短期需給は安定しやすいです。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
南海化学のIPOは、割安感と約12.5億円の小型需給を支えに、堅実な初値を期待しやすいスタンダード案件です。
基礎化学品、農薬、食品添加物、塩製品に加え、産業廃棄物の処理・リサイクルまで幅広く展開しています。
2020年3月期は単独、2021年3月期以降は連結で、売上高は141.6億円から174.3億円へ、最終利益は0.6億円から4.6億円へ改善しました。
仮条件上限1,740円で吸収金額約12.5億円、時価総額約40.5億円にとどまり、公開規模は比較的軽いと考えられます。
株式は従業員持株会や取引先へ分散し、VC不在で上位株主に180日の拘束がある一方、原材料価格や設備事故には注意が必要です。
申込みは主幹事のSMBC日興証券を優先し、成長株というより割安な小型株として前向きに判断したいです。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年4月20日
公開価格1,740円に対して初値は2,533円となり、騰落率は+45.6%でした。
初値売り損益は100株で79,300円でした。