IPO DETAIL
株式会社ispace
月面着陸船と月面探査車を開発し、月への輸送サービス、月面データ、企業向けパートナーシップを提供する宇宙企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
月面輸送・データサービスという希少性と低い申込単価は、個人投資家の関心を集めやすい材料です。
一方、研究開発費が先行して最終赤字が拡大し、吸収金額約70.5億円にも相応の需要が必要です。
投資ファンド等の保有比率と将来の追加調達を重く見て、SMBC日興証券を中心に限定参加とします。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を最優先とし、SBI証券、マネックス証券、松井証券も併用します。
申込単価は低いものの、赤字と大型需給、追加資金調達リスクを踏まえて口数を管理します。
主幹事を最優先
主幹事はSMBC日興証券です。
公開株数は多いですが、親引けを考慮し、需要申告と購入期限を確認します。
平幹事も取りこぼさない
元引受取引参加者は6社です。
公式資料の順序に合わせ、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、アイザワ証券、あかつき証券を記載しています。
資金と締切を管理
仮条件上限254円の場合、100株で2.54万円が必要です。
少額ですが、赤字宇宙案件として申込口数を管理します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を最優先にする
- 低い申込単価とテーマ性を評価する
- 赤字と資金需要を確認する
- 投資ファンドの残存持分を意識する
注意点
- 最終赤字が拡大
- 吸収金額は約70.5億円
- 技術開発とミッションの失敗リスク
- 追加資金調達と希薄化
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年3月28日〜3月31日
公開価格決定日: 2023年4月3日
申込期間: 2023年4月4日〜4月7日
上場日: 2023年4月12日
BB申込期間
2023年3月28日〜2023年3月31日BB期間は2023-03-28〜2023-03-31で、仮条件は234〜254円です。
抽選日
2023年4月3日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-04-03です。
購入申込期間
2023年4月4日〜2023年4月7日当選後は2023-04-04〜2023-04-07の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年4月12日上場日は2023-04-12です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ispace |
|---|---|
| 証券コード | 9348 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | サービス業 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 70.5億円 |
| 想定時価総額 | 204.3億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 244円 |
|---|---|
| 仮条件 | 234〜254 |
| 公募価格 | 254円 |
| 予想初値 | 360円 |
| 予想利益 | 1.1万円 |
| 初値 | 1,000円 |
| 初値騰落率 | 293.7% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 月面開発という希少性と注目度の高い事業テーマです
- 仮条件上限では100株の申込資金が2.54万円です
- 公募資金を月面ミッションと研究開発へ充当します
- 主要株主には価格解除条件のない180日ロックアップがあります
マイナス要因
- 2022年3月期の連結最終赤字は約40.6億円です
- 吸収金額約70.5億円で赤字企業として需給は軽くありません
- ミッション失敗や開発遅延が企業価値へ直結します
- 追加増資や借入れによる資金調達が続く可能性があります
FINANCIALS
業績推移
2020年3月期は単独、2021年3月期と2022年3月期は連結の売上高と最終損失を掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期(単独) | 216百万円 | -1,615百万円 | - |
| 2021年3月期(連結) | 507百万円 | -2,615百万円 | +134.7% |
| 2022年3月期(連結) | 674百万円 | -4,060百万円 | +32.9% |
業績コメント
2020年3月期は単独、2021年3月期と2022年3月期は連結です。
売上高は216百万円、507百万円、674百万円、最終損失は1,615百万円、2,615百万円、4,060百万円で、研究開発投資に伴い赤字が拡大しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主には価格解除条件のない180日のロックアップがあります。
小沼美和氏の記載株数は全量が潜在株式です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 袴田武史 | 12,000,000株 | 19.12% | 180日 |
| 株式会社INCJ | 6,117,800株 | 9.75% | 180日 |
| インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合 | 5,992,580株 | 9.55% | 180日 |
| 小沼美和 | 4,904,000株 | 7.82% | 180日/潜在株式(全量) |
| 株式会社日本政策投資銀行 | 3,495,880株 | 5.57% | 180日 |
| IF Growth Opportunity Fund I, L.P. | 2,135,720株 | 3.40% | 180日 |
| 中村貴裕 | 2,000,000株 | 3.19% | 180日 |
| 株式会社TBSホールディングス | 1,747,940株 | 2.79% | 180日 |
| IF SPV 1号投資事業組合 | 1,174,880株 | 1.87% | 180日 |
| 株式会社SMBC信託銀行(宇宙フロンティア・ファンド) | 1,174,660株 | 1.87% | 180日 |
株主構成コメント
袴田武史氏が19.12%を保有し、INCJ、インキュベイトファンド、日本政策投資銀行などが続きます。
株主一覧に記載されたVC・投資ファンド等を合計すると概算約33.5%です。
主要株主は180日拘束ですが、小沼美和氏の7.82%は全量が潜在株式です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ispaceのIPOは、月面開発という希少なテーマ性を評価できる一方、赤字と大型需給を許容できるかが判断の中心です。
月面着陸船と探査車を開発し、月への輸送、データ提供、企業とのパートナーシップを将来の収益源に据えています。
2020年3月期は単独、2021年3月期以降は連結で、売上高は2.2億円から6.7億円へ増えましたが、最終赤字は40.6億円まで拡大しました。
仮条件上限254円では申込資金が2.54万円と低い一方、吸収金額は約70.5億円で、黒字化前の企業として軽い需給ではありません。
VC・投資ファンド等の保有は概算約33.5%で180日拘束ですが、技術開発の失敗や追加資金調達には注意が必要です。
申込みは主幹事のSMBC日興証券を優先し、宇宙テーマへの期待だけで過度に資金を振り向けない方針が妥当です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年4月12日
公開価格254円に対して初値は1,000円となり、騰落率は+293.7%でした。
初値売り損益は100株で74,600円でした。