IPO DETAIL
ヒトトヒトホールディングス株式会社
スポーツ施設やイベントの運営、警備、清掃、受付、グラウンド整備のほか、オフィス・商業施設向けサービス、人材派遣、販売支援を展開する持株会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
ヒトトヒトホールディングスは、スポーツ施設・イベント運営と警備・清掃、人材サービスを組み合わせた現場運営企業です。
2025年3月期は売上収益16,803百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益342百万円となり、前期から利益が大きく改善しました。
仮条件上限430円で吸収金額は約17.3億円、100株4.3万円と参加しやすい一方、公開株は全て売出しで、J-GIA1号ファンドによる投資回収色が明確です。
仮条件も想定価格480円を下回っているため、安定事業と低単価は評価しつつ、需給面から慎重寄りに判断します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
申込資金は軽いものの、売出しのみで仮条件も想定価格を下回っています。
配分の中心となる野村證券を優先し、楽天証券、マネックス証券、SBI証券、むさし証券を補完的に利用します。
低単価による個人需要と、PEファンド売出しの重さを比較し、資金を絞って参加する方針です。
主幹事を最優先
野村證券は主幹事で割当の大半を占めるため、最優先で申し込みたい証券会社です。
平幹事も取りこぼさない
楽天証券、マネックス証券、SBI証券、むさし証券も抽選機会を増やす候補になります。
DMM 株などの取扱いも確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限430円の場合、100株あたりの申込資金は43,000円です。
前受金の有無や資金拘束のタイミングは証券会社ごとに異なるため、BB締切前に確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券を最優先にする
- 仮条件上限430円に合わせて4.3万円以上を準備する
- 楽天証券、マネックス証券、SBI証券のネット抽選も確認する
- 公募株がないため、単価の低さだけでなく売出し比率を重視する
注意点
- 公開株は売出しのみで成長資金の調達がありません
- J-GIA1号ファンドの保有比率が高くロックアップは90日です
- 仮条件が想定価格から大きく下振れしています
- 季節性や大型イベントの有無で四半期業績が変動します
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2026年3月19日〜3月26日
公開価格決定日: 2026年3月27日
申込期間: 2026年3月30日〜4月2日
上場日: 2026年4月7日
BB申込期間
2026年3月19日〜2026年3月26日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は410円〜430円です。
抽選日
2026年3月27日公開価格決定日・抽選結果確認日は2026年3月27日です。
購入申込期間
2026年3月30日〜2026年4月2日当選後は2026年3月30日〜4月2日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2026年4月7日上場日は2026年4月7日です。
売出し中心の需給とスタンダード市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | ヒトトヒトホールディングス株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 549A |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | サービス業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 17.3億円 |
| 想定時価総額 | 60.2億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 480円 |
|---|---|
| 仮条件 | 410〜430 |
| 公募価格 | 430円 |
| 予想初値 | 440円 |
| 予想利益 | 1,000円 |
| 初値 | 422円 |
| 初値騰落率 | -1.9% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 仮条件上限でも100株4.3万円と申込資金が小さい
- スポーツ施設運営、警備・清掃、人材派遣に継続需要がある
- 2025年3月期は増収となり最終利益も大きく改善
- 主要株主のロックアップに価格解除条件がない
マイナス要因
- 公開株は全て既存株主の売出しで公募株がない
- J-GIA1号ファンドが約81%を保有し投資回収色が強い
- 同ファンドのロックアップは90日と他の主要株主より短い
- 仮条件は想定価格480円から410~430円へ下振れした
FINANCIALS
業績推移
2023年3月期は持株会社単独、2024年3月期と2025年3月期はIFRS連結の数値です。
会計範囲が異なるため、3期を連続した成長率として扱わず、連結2期と会社予想を中心に評価します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 188百万円 | -188百万円 | - |
| 2024年3月期 | 15,606百万円 | 19百万円 | +8201.1% |
| 2025年3月期 | 16,803百万円 | 342百万円 | +7.7% |
業績コメント
2023年3月期は持株会社単独の数値で、売上高188百万円、当期純損失188百万円のため、後続の連結実績とは単純比較できません。
IFRS連結では、2024年3月期の売上収益15,606百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益19百万円に対し、2025年3月期は売上収益16,803百万円、同342百万円へ改善しました。
2026年3月期会社予想は売上収益19,857百万円、営業利益1,055百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益599百万円です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
J-GIA1号ファンドは90日、その他の主要株主は主に180日のロックアップです。
価格解除条件はありませんが、J-GIAの期間が短く、売出し後にも多額の残存株があります。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| J-GIA1号投資事業有限責任組合 | 11,843,750株 | 80.98% | 90日 |
| 株式会社トリプルトレジャーズ | 1,050,000株 | 7.18% | 180日 |
| 三井不動産株式会社 | 438,750株 | 3.00% | 180日 |
| 松本 哲裕 | 350,000株 | 2.39% | 180日 |
| 東洋テック株式会社 | 146,250株 | 1.00% | 180日 |
| カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 | 146,250株 | 1.00% | 180日 |
| 田中 満 | 102,900株 | 0.70% | 180日 |
| 中田 哲志 | 73,500株 | 0.50% | 180日 |
| 根本 輝夫 | 73,500株 | 0.50% | 180日 |
| 大山 哲也 | 73,500株 | 0.50% | 180日 |
株主構成コメント
J-GIA1号投資事業有限責任組合が80.98%を保有するPEファンド主導の構成です。
今回の売出し後も同ファンドは大きな持分を残すため、完全退出ではなく、一定の投資回収を進める案件と捉えるのが適切です。
90日経過後の残存株の扱いは中期需給の確認点になります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ヒトトヒトホールディングスのIPOは、低い申込単価より売出し案件としての需給を優先し、初値を慎重に見たい案件です。
スポーツ施設やイベントの運営、警備・清掃、人材派遣を組み合わせ、幅広い現場サービスを一体で提供しています。
2025年3月期は売上収益168.0億円、最終利益3.4億円となり、前期から利益水準が大きく改善しました。
仮条件上限430円なら100株4.3万円ですが、公開株は全て既存株主の売出しで、公募による成長資金は会社に入りません。
筆頭株主のJ-GIA1号ファンドは約81%を保有し、ロックアップも90日と短いため、上場後の残存株需給に注意が必要です。
事業の安定性と低単価を評価しつつ、主幹事の野村證券を中心に参加規模を抑える判断が考えられます。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2026年4月7日
公開価格430円に対して初値は422円となり、騰落率は-1.9%でした。
初値売り損益は100株で-800円でした。