IPO DETAIL
株式会社ペイロール
大企業を中心に、給与計算、年末調整、住民税、マイナンバー管理などの人事給与業務をアウトソーシングで受託します。
SUMMARY
このIPOの結論
ペイロールは、大企業向けの給与計算アウトソーシングを継続契約で提供し、安定した収益基盤を持ちます。
連結売上高と純利益は3期連続で緩やかに増加しました。
一方、仮条件上限では吸収金額約108.5億円で売出し中心となり、ファンド出口案件の性格が明確です。
安定性と価格の割安感を確認し、初値益より中長期評価を意識して慎重に判断したいIPOです。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を優先し、SMBC日興証券と東海東京証券も確認します。
大型売出しとファンド出口を重視し、慎重に申し込みます。
主幹事を最優先
主幹事の野村證券から確認します。
申込方法、抽選配分、購入期限を整理したうえで申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は、野村證券、SMBC日興証券、東海東京証券、岡地証券、SBI証券、いちよし証券です。
資金と締切を管理
仮条件上限1,380円の場合、100株あたりの申込資金は138,000円です。
申込資金に加え、証券会社ごとの前受金と資金拘束の扱いも確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券で機関投資家需要を確認する
- 連結増益の持続性を確認する
- 公開価格の割安度を比較する
- 無拘束株を含むファンド保有を確認する
注意点
- 吸収金額約108.5億円に注意する
- 売出中心の出口案件を考慮する
- ファンド等約85.3%を確認する
- 同日上場による需要分散を意識する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2021年6月3日〜6月9日
公開価格決定日: 2021年6月10日
申込期間: 2021年6月14日〜6月17日
上場日: 2021年6月22日
BB申込期間
2021年6月3日〜2021年6月9日BB期間は2021-06-03〜2021-06-09で、仮条件は1280〜1380円です。
抽選日
2021年6月10日公開価格決定日・抽選結果確認日は2021-06-10です。
購入申込期間
2021年6月14日〜2021年6月17日当選後は2021-06-14〜2021-06-17の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2021年6月22日上場日は2021-06-22です。
公開規模、業績、株主構成、同時期のIPO需給を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ペイロール |
|---|---|
| 証券コード | 4489 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 108.5億円 |
| 想定時価総額 | 247.1億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,380円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1280〜1380 |
| 公募価格 | 1,380円 |
| 予想初値 | 1,620円 |
| 予想利益 | 2.4万円 |
| 初値 | 1,290円 |
| 初値騰落率 | -6.5% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 給与計算の継続契約型収益
- 大企業への導入実績
- 3期連続の増収増益
- 業務外注需要の拡大余地
マイナス要因
- 吸収金額約108.5億円
- 売出株中心の出口案件
- ファンド等比率約85.3%
- 14.01%の無拘束株
FINANCIALS
業績推移
2019年3月期から2021年3月期までの連結売上高と親会社株主に帰属する当期純利益を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2019年3月期(連結) | 6,629百万円 | 649百万円 | - |
| 2020年3月期(連結) | 7,252百万円 | 727百万円 | +9.4% |
| 2021年3月期(連結) | 7,484百万円 | 758百万円 | +3.2% |
業績コメント
連結売上高は2019年3月期6,629百万円から2021年3月期7,484百万円へ増加し、親会社株主に帰属する純利益も649百万円から758百万円へ伸びました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要ファンドには90日、従業員持株会には180日の拘束がありますが、リサCSF4号にはロックアップがありません。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| Pacificグロース投資事業有限責任組合 | 4,000,100株 | 22.13% | 90日 |
| Pacific戦略投資1号投資事業有限責任組合 | 3,816,600株 | 21.11% | 90日 |
| Pacific2号投資事業有限責任組合 | 2,540,000株 | 14.05% | 90日 |
| リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド4号投資事業有限責任組合 | 2,533,400株 | 14.01% | - |
| Pacificグロース3号投資事業有限責任組合 | 1,280,000株 | 7.08% | 90日 |
| Pacificプリンシパル投資事業有限責任組合 | 1,250,000株 | 6.91% | 90日 |
| 株式会社アイネット | 1,000,000株 | 5.53% | 90日 |
| 湯浅哲哉 | 987,000株 | 5.46% | 90日 |
| ペイロール従業員持株会 | 416,000株 | 2.30% | 180日 |
| 山崎雅敏 | 49,900株 | 0.28% | 90日 |
株主構成コメント
Pacific系とリサ系を中心とする投資ファンド等が約85.3%を保有する出口色の強い構成です。
大半は90日拘束ですが、リサCSF4号の14.01%にはロックアップがありません。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ペイロールのIPOは、安定した給与計算アウトソーシングは評価できても、約108.5億円の大型売出しとファンド出口色から慎重に判断したい案件です。
給与計算、年末調整、住民税、マイナンバー関連業務を大企業から受託し、継続契約によるストック性の高い収益基盤を構築しています。
連結売上高は2019年3月期66.3億円から2021年3月期74.8億円へ伸び、純利益も6.5億円から7.6億円へ増加しました。
時価総額約247.1億円に対して公開規模が大きく、売出株中心であるため、初値形成には国内外の機関投資家による需要が重要です。
ファンド等が約85.3%を保有し、大半は90日拘束ですが、リサCSF4号の14.01%にはロックアップがなく需給面の注意が必要です。
申込みは野村證券で需要と価格の割安度を確認し、明確なディスカウントがなければ他案件を優先する方針が妥当です。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2021年6月22日
公開価格1,380円に対して初値は1,290円となり、100株当たり損益は-9,000円、騰落率は-6.5%でした。