IPO DETAIL
株式会社早稲田学習研究会
群馬・栃木・埼玉を中心に、集団指導の「W早稲田ゼミ」と個別指導ブランドを展開し、小学生から高校生までの受験・学習指導を行う会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
早稲田学習研究会は、地域密着型の学習塾として安定黒字を続ける点が魅力です。
売上高は5,468百万円から6,110百万円へ伸び、最終利益も831~943百万円を確保しています。
ただし、吸収金額約38.0億円のうち公募は150,000株にとどまり、売出し中心の案件です。
主要2株主には90日のロックアップがあり、価格による解除条件はありません。
主幹事の野村證券を優先し、公開価格の割安感や配当方針を確認したうえで参加可否を決めます。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を最優先とし、SBI証券、楽天証券、松井証券などネット申込可能な幹事も利用します。
安定黒字は評価できますが、売出し中心で公開規模も小さくないため、申込優先度は中程度とします。
主幹事を最優先
主幹事は野村證券です。
売出株の配分も含めて中心的な役割を担うため、参加時の第一候補とします。
平幹事も取りこぼさない
SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、松井証券、岩井コスモ証券、岡三証券、極東証券が幹事に参加します。
ネット受付可能な証券会社を優先して申込機会を増やします。
資金と締切を管理
仮条件上限970円の場合、100株当たりの申込資金は97,000円です。
比較的少額で申し込めますが、公開株数が多いため資金効率と当選後の上値余地を分けて考えます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券を最優先に申し込む
- 仮条件上限970円で97,000円を準備する
- 公募と売出しの比率を確認する
- 学習塾の安定利益と少子化リスクを分けて評価する
注意点
- 売出し中心で既存株主の換金色がある
- 吸収金額約38.0億円で需給は軽くない
- ロックアップは90日である
- 地域集中と生徒募集の季節性に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年12月6日〜12月10日
公開価格決定日: 2023年12月13日
申込期間: 2023年12月14日〜12月19日
上場日: 2023年12月22日
BB申込期間
2023年12月6日〜2023年12月10日BB期間は2023-12-06〜2023-12-10で、仮条件は910〜970円です。
抽選日
2023年12月13日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-12-13です。
購入申込期間
2023年12月14日〜2023年12月19日当選後は2023-12-14〜2023-12-19の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年12月22日上場日は2023-12-22です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社早稲田学習研究会 |
|---|---|
| 証券コード | 5869 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | サービス業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 38億円 |
| 想定時価総額 | 99億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 910円 |
|---|---|
| 仮条件 | 910〜970 |
| 公募価格 | 970円 |
| 予想初値 | 1,000円 |
| 予想利益 | 3,000円 |
| 初値 | 1,118円 |
| 初値騰落率 | 15.3% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 北関東で認知度の高い学習塾ブランドを展開
- 直近3期で売上高が増加し高水準の黒字を維持
- 創業者側2者に株主が集約され支配関係が明確
- 主要株主のロックアップに価格解除条件がない
マイナス要因
- 吸収金額約38.0億円で相応の買い需要が必要
- 公募15万株に対して売出し326万株超の売出し中心案件
- 少子化と講師採用競争が中長期の課題
- 北関東への地域集中による商圏リスク
FINANCIALS
業績推移
直近3期はいずれも単体業績です。
教室数、生徒数、講師人件費や広告宣伝費の変化が利益率に影響するため、売上高と利益を併せて確認します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期 | 5,468百万円 | 943百万円 | - |
| 2022年3月期 | 5,889百万円 | 831百万円 | +7.7% |
| 2023年3月期 | 6,110百万円 | 838百万円 | +3.8% |
業績コメント
売上高は2021年3月期5,468百万円、2022年3月期5,889百万円、2023年3月期6,110百万円と増加しました。
最終利益は943百万円、831百万円、838百万円で、高い黒字水準を維持しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要2株主はいずれも90日拘束で、公開価格による解除条件はありません。
売出し後の残存持分が大きいため、ロックアップ満了後の需給も確認対象です。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 吉原 俊夫 | 5,526,250株 | 54.93% | 90日 |
| 株式会社YMM | 4,535,000株 | 45.07% | 90日 |
株主構成コメント
上場前の株主は吉原俊夫氏54.93%と資産管理会社YMM45.07%の2者のみです。
両者から合計3,260,600株が売り出されますが、上場後も創業者側が支配株主として残る構成です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
早稲田学習研究会のIPOは、安定した収益力を評価できる一方、売出し中心で公開規模も小さくないため、初値の上値余地を見極めたい案件です。
群馬・栃木・埼玉を中心に集団指導と個別指導を展開し、北関東で築いた教室網とブランド認知が生徒募集を支える強みと考えられます。
売上高は2021年3月期54.7億円から2023年3月期61.1億円へ増加し、最終利益も8億円台を維持するなど業績は堅調です。
仮条件上限では吸収金額が約38.0億円となり、公募15万株に対して売出しが326万株超を占めるため、需給面では一定の重さがあります。
主要株主は創業者側の2者に集約され、残存株には90日のロックアップがあり価格解除条件もないため、上場直後の追加売却懸念は限定的です。
申込みは主幹事の野村證券を軸とし、安定黒字を評価しながら、売出し比率とスタンダード市場の初値特性を踏まえて中立的に判断します。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年12月22日
公開価格970円に対して初値は1,118円となり、騰落率は+15.3%でした。
初値売り損益は100株で14,800円です。